自動運転・自動停止機能の重要な部分をソフトウェア開発サービスで提供
マルチコアCPU/GPU/FPGAを用いた高速化技術のグローバルリーダーである株式会社フィックスターズ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:三木 聡、以下、フィックスターズ)の子会社である株式会社Fixstars Autonomous Technologies(本社:東京都品川区、以下、フィックスターズAT)は、WHILL株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役兼CEO:杉江理、以下「WHILL」)のWHILL自動運転システムの自動運転部の重要な機能をソフトウェア開発サービスで提供させていただいたことを発表します。
WHILLは、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、パーソナルモビリティの開発・販売を行われています。今回、米国ネバダ州ラスベガスにて開催されるコンシューマ・エレクトロニクス分野での世界最大級の見本市「CES 2019」の「Accessibility」部門で最優秀賞を受賞したWHILL自動運転システムは、WHILLが独自に開発した自動運転・自動停止機能などを備えたWHILL自動運転モデルおよび、複数の機体を管理・運用するシステムから成るもので、長距離の歩行を困難と感じる高齢者・障碍者の移動シーンをスマートにする、これまでのMaaSになかった、歩行領域における自動運転システムです。
今回受賞した自動運転システムにおいて、運転者や周囲の歩行者の安全を確保する自動運転・自動停止機能は重要な要素であり、その早期実現の為にフィックスターズATの優れたエンジニアが提供するソフトウェア開発サービスを活用されました。
WHILLの最高技術責任者(CTO)である福岡 宗明様は、「フィックスターズ様は、WHILLの開発メンバーと同じ視線と熱意でシステム仕様を理解し、より良いシステムが早期に実現できるような積極的な提案を行っていただきました。また高いレベルのソフトウェア開発サービスを提供いただけたことでプロジェクトを予定通り進めることができました。」と述べています。
フィックスターズATの代表取締役である三木聡は、「WHILL様の提唱されている歩行領域での自動運転システムによる新しい世界の実現に貢献できたことを嬉しく思います。今後も継続してお客様と同じ視線でシステムの最適化を考え、積極的な提案や高い品質のソフトウェア開発サービスを提供させていただきたいと思います」と述べています。
フィックスターズ、ならびに、フィックスターズATは 今後もMaaSに代表される自動運転の世界の実現を支援してまいります。
関連リンク
WHILL社プレスリリース(2019年1月7日付)
WHILL株式会社が歩道領域のための自動運転システムをCES 2019で発表
MaaS事業を推進、公道における自動運転を2020年に実用化めざす
WHILLについて
WHILLは、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、世界中の歩道領域において、新しい移動のスタイルを生み出しています。2012年5月に日本で創業し、2013年4月には米国、2018年8月にはオランダに拠点を設立しました。現在、グローバルで従業員が約200人在籍しています。パーソナルモビリティとMaaSの二つを事業の柱とし、パーソナルモビリティ事業では、デザインとテクノロジーの力を生かした、車椅子の概念を超えるモビリティとして、WHILL Model A、WHILL Model Cをはじめとする製品群を、日本、北米、欧州で販売しています。またMaaS事業においては、障害の有無や年齢に関わらず、だれもが楽しく安全に乗れる一人乗りのモビリティによる移動サービス・システムの提供により、既存の交通機関を降りてから目的地までの「ラストワンマイル」の移動の最適化を行います。
https://whill.jp/maas
フィックスターズについて
フィックスターズは、”Speed up your Business” をコーポレートメッセージとして掲げるソフトウェアカンパニーです。マルチコアプロセッサを効率的に利用するためのソフトウェアの並列化および最適化と、省電力かつ高速IOを実現する新メモリ技術を活用したアプリケーションの高速化を通じて、医療、製造、金融、エンターテインメントなど、様々な分野のお客様のビジネスを加速し、グリーンITを実現しています。