FXシステムの高速化をソフトウェア・ハードウェア開発サービスで提供
マルチコアCPU/GPU/FPGAを用いた高速化技術のグローバルリーダーである株式会社フィックスターズ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:三木 聡、以下、フィックスターズ)は、ワイジェイFX株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長、荒川佳一朗、以下「ワイジェイFX」)のFPGAを利用した超高速取引システムの研究開発プロジェクトにソフトウェア・ハードウェア開発サービスを提供したことを発表します。
FX市場で業界トップクラスの取引高を誇り、ヤフーグループ内でも今後の成長が強く期待されているワイジェイFXは、「おカネに働いてもらう楽しさをすべてのひとに」を経営ビジョンに掲げています。また、課題解決型FX宣言!として、FXは単なる金融サービスではなく“ライフサポート”サービスであると考え、お客様がFXを通し資産を効果的に運用するノウハウを身につけることによってより充実した人生を実現していただくために、ワイジェイFXがその手助けになると宣言をしています。
課題解決型FX宣言
「お客さまのマネーライフの課題解決」を実現する会社となるために、取引が上達するためのサポート、より良い取引環境の追求・提供、ひとりひとりに最適なFX・金融サービスの創出に常にチャレンジします。初心者の方に「投機」ではなく「投資」を、経験者の方に「成長」を実感できるサービスを、すべてのトレーダーの方に「どこよりも安定したシステム運用」を提供することに取り組みます。
FX取引は相対取引であり、多くのカバー先のレートの中から最良のレートを計算し、カバー注文を出す必要があります。HFT(High Frequency Trading)業者なども参加するECN(Electronic Communications Network, 複数の取引参加者の注文を結び付ける取引所のようなシステム)は、到達順に約定が決まるため、少しでも良いレートで約定させるために、高速な取引環境の構築が必要となります。ワイジェイFXにおいて、将来に向けて、更なる高速化が図れないか研究開発するにあたり、FPGAを利用した超高速取引システムの実現可能性と速度の検証をテーマとして取り組むことになり、マルチコアCPU / GPU / FPGAを用いた高速化技術の専門家であるフィックスターズが提供するシステム高速化サービスを活用され、実際のECNに対して注文を行い検証しています。
ワイジェイFXの取締役であり研究開発プロジェクトを率いる多治川友之様は、「金融取引における速度の重要性が増してくる中、我々は新しい技術の研究開発に積極的に取り組んでおります。今回、高速化技術のプロフェッショナル集団であるフィックスターズ様と一緒に進めている中で、ソフトウェアとハードウェアの両面からの高速化アプローチは当初の期待を上回る成果を上げています。今後もフィックスターズ様と一緒に開発と検証を進め、結果としてお客様により良いサービスが提供できるようにしていきたいと思います」と述べています。
フィックスターズの代表取締役である三木聡は、「フィックスターズが得意とするソフトウェア・ハードウェア両面からの高速化技術がワイジェイFX様の研究開発プロジェクトに貢献していることを嬉しく思います。今後も継続してお客様に高い品質のエンジニアリングサービスを提供させていただきます」と述べています。
フィックスターズは、今後もFintechへの取り組みを通じて、お客さまのビジネスを加速し、全世界のしあわせ向上に貢献してまいります。
ワイジェイFXについて
ワイジェイFXはオンライントレード黎明期といえる2003年9月1日に創業し、外国為替証拠金取引(FX)事業を展開しております。2013年1月からヤフー株式会社100%出資の金融領域における戦略的子会社として参画し、2018年からは投資信託の取り扱いも開始しております。
フィックスターズについて
フィックスターズは、”Speed up your Business” をコーポレートメッセージとして掲げるソフトウェアカンパニーです。マルチコアプロセッサを効率的に利用するためのソフトウェアの並列化および最適化と、省電力かつ高速IOを実現する新メモリ技術を活用したアプリケーションの高速化を通じて、医療、製造、金融、エンターテインメントなど、様々な分野のお客様のビジネスを加速し、グリーンITを実現しています。